アカウント名:
パスワード:
もし、イザベラ女王や航海王子エンリケが同じこと(不要不急なので…) を考えていたら今ごろ世界史はどうなっていたことでしょうか?
将来のメシのタネのためにいろいろ仕込みをしておくってのは必要なことでしょ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
不要不急なので却下! (スコア:0)
Re:不要不急なので却下! (スコア:2, すばらしい洞察)
を考えていたら今ごろ世界史はどうなっていたことでしょうか?
#モンゴルフィエやライト兄弟とかもね。
将来のメシのタネのためにいろいろ仕込みをしておくってのは必要なことでしょ。
あーところで、実はNASAは宇宙開発に好意的な文化人
Re:不要不急なので却下! (スコア:0)
Re:不要不急なので却下! (スコア:1, 興味深い)
開発期間が短いし、段階的なマイルストーンも置きやすいから、
足腰の強化にいいテーマなのでは。
>本当に日本の「将来のメシのタネ」なのか、ってところに疑問符がつけられてる
つけられてるんじゃなくて、この本を読まずにレスしたあなた(方)が
1bit思考でつけてるだけかもしれませんね。
安易にレスを蹴っ飛ばす辺りが特に。もっと頭を柔らかくしましょうよ。
情けないで終わるんじゃなくて、じゃあそれで終わらせないためには
どうすればいいかを自分で調べ、自分の頭で考えようよ、と言ってる
んだと思いますよ。出来ることの範囲内で手や頭を使えってこと。
# 有人に限らず、宇宙開発分野の否定だけなら誰でもできる事ですし。
Re:不要不急なので却下! (スコア:1, 興味深い)
>> なので…) を考えていたら今ごろ世界史はどうなっていたこと
>> でしょうか?
>
> 当時のスペインやポルトガルと現在の日本とでは状況が違い
> すぎ。
> くだらんたとえ話は議論を混乱させるだけ。
当時のスペイン、ポルトガルは自国に利益をもたらすがゆえに海外に進出したのです。現在の宇宙開発も、同じことですよ。
違いといえば、大航海時代の利益の中心は、新たな領土、莫大な財宝、香辛料・陶磁器などの高価な商品でしたが、宇宙開発では、生産のためには高真空、低加速度といった特殊環境が必須となる最先端の希少物質が利益の中心になるだろう、という程度です。
そのために、なぜ、日本独自の宇宙技術が必要になるかというと、
1.宇宙への輸送手段は、いつかは現在で言う大型旅客機や船舶くらいに安価、安全、一般的になり、その運営が完全に輸送からもたらされる利潤だけによって左右される時代が来るはずである。
2.それまでの間に、ある程度の大量輸送が可能ではあるが、技術的に一部の国、組織に独占され、輸送に基づく利潤以外の利害関係によって運営が左右される期間があるはずである。
3.その期間に、自国の利益を優先して運営できる宇宙輸送手段を持たない国は、宇宙を、自国の利益を優先して利用する権利を、かなりの長期にわたって失うことになるだろう。
4.その状況下では、輸送手段を提供する国に先駆けて、莫大な利益源となる技術、商品を開発できた場合、輸送手段の提供を拒まれたり、技術的優位を明け渡すよう要求されるに違いない。
ということです。
つまり、近い将来、宇宙から利益を得たいなら、今は無駄金であるように思えても、とにかく宇宙技術を蓄積しておかなければならない、そのためには無制限とは言わないが、今よりは多くの予算を宇宙開発に向けなければならない、そうしなければ、後何十年(場合によっては100年以上)かかるかわからない宇宙利用の一般化の時代まで待って、最後発国として宇宙に出てゆかなければならない、ということです。
もちろん、一般化の時代になる前でも、アメリカ、欧州、ロシア、中国などは、自国の利益に反しない範囲なら、日本に宇宙を利用させてくれるでしょう。しかし、少しでも日本のほうが先に進み、それによって自国の産業が後塵を拝することで損失を受けそうな様子が見えたら、手のひらを返したように冷淡になるのは目に見えています。
宇宙利用推進派は、それまでの日本の利益(自国内の産業が発展すれば、結局、自分個人の利益にもなる)を重視しているのでしょうし、反対派は(そこまで考えているのならば、ですが)それがあることは認めても、優先して金を回すだけの利益は出ないに違いないと考えているのでしょう。
しかし、本当に利益は出ないのでしょうか。
答えは、「個別ではどうなるかわからない。しかし、全体を通してみれば、利益が出ないとしたら不思議だ」というところです。
実際、軌道上でなければ試作さえできない物質があり、それらが有用であるか否かなど、まだわからないのです。
過去においては、新しい物質、新しい技術の開発からは新しい産業と新しい商品が生まれ、そこからは莫大な利益が生まれてきました。
(記憶に新しいところでは青色発光ダイオードがそれです)
もちろん、歴史に残る成功例の影には、資金の無駄に終わった計画が無数にあるのも事実です。
しかし、そういった失敗の可能性が高いからといって、成功と利益の可能性まで投げ捨てようというなら、その自滅趣味に私を巻き込まないでほしい、と思います。
もちろん、そういった利益源を外国に独占されることの弊害に至っては、言うまでも無いことです。
たとえば、現在、生産量(重量ベースで)は非常に少ないものの、莫大な利益を生み出している商品が身近にあります。
それを生産している企業の雇用、経済波及効果はどれくらいあるのでしょう。その企業が日本企業ではないがゆえに日本が取り逃がした利益はどれくらいあるでしょう。
宇宙で生産される希少物質がそうならないというなら、逆に、なぜなのかその根拠を知りたいものです。
# ちなみに、その企業の名前はインテルといいます。