オブジェクト指向プログラミング入門 21
ストーリー by Oliver
class-Slashdot.jp-implements-Slashdot 部門より
class-Slashdot.jp-implements-Slashdot 部門より
takusi 曰く、 "オブジェクト指向プログラミング入門はオブジェクト指向プログラミング言語に関する本です。言語が主なので、UMLなどのオブジェクト指向デザインやデザインパターンについてはまったく言及されていません。言語は、C++、Java、Objective-C、Smalltalkを対象としています。他の言語にはついては触れられていません。(...)
各各の言語ごとにソースコードを提示している場合が多いので、これらの言語ごとの違いを学ぶのにも良いです。また、他のオブジェクト指向本ではあいまいな、サブクラスやサブタイプ、型、クラスといった概念についても非常に正確に分かり易く記述されています。オブジェクト指向本はそもそも著者が、これらの概念を理解していない場合が多いですが、この本では、そういった心配は杞憂です。
概念や思想の話が多いので、現実のプログラミングにおける、ノウハウなどはあまりありません。言語の仕様などについては詳述されていないので、例えば、C++を勉強したいのであれば、C++に関する本の方が良いでしょう。
翻訳の質もとても良いので、読んでいて意味が捉えにくかったりすることはないでしょう。これ程の内容でこの価格は、非常にお買い得だと思います。"
高いなぁ…… (スコア:1)
興味あるんだけど、やっぱり図書館利用、、、かな?
Re:高いなぁ…… (スコア:2)
Re:高いなぁ…… (スコア:2)
海外だとこの手の技術書は 10 ~ 40% 程度 Discount されて
販売されていることが多いですが、日本では定価ですし。
amazon.com [amazon.com] や bookpool.com [bookpool.com] を見ていると
個人で和書を買う元気が無くなってしまいます。
# とはいえ必要な良書なら買うんですけどね...
Re:高いなぁ…… (スコア:1)
Huh... 「この手の本が」と「…にしては」では、意味が全然違うですよ。
たしかに技術書としては標準的な価格ですが、一般書籍から比べたら高い高い。ねえ。
Re:高いなぁ…… (スコア:2)
# 最近買った書籍の中での高値大賞は Stroustrap の聖典。
# まあそれでもその分の価値はあると自分を納得させた...
でも (スコア:1)
Re:でも (スコア:1)
ただ、趣味でプログラミング、という人は飯の種じゃないでしょうからきついでしょうね。学生さんとかも。
#自分が学生の時は書籍代が食費をかなり圧迫してました(^^;
皆さんは月幾らくらいコンピュータ技術書代として消えてますか?
ちなみに、私は平均すると月1万ちょいくらいです。
Re:でも (スコア:2, すばらしい洞察)
そのうちあらかた自分が欲しい分野の代表的な本があらかたそろってきたら
雑誌を月一万近く買うようになりましたが、
今では欲しい情報はほとんどネット上から持って来れるようになり
本や雑誌は立ち読みだけで事が足りるようになって
ほとんど買わなくなってしまいました
なるほどPC関連書籍売場には初心者向けの本ばかりが並ぶわけだ
Re:でも (スコア:1)
基本的に本は研究室で買ってもらってるので、自分で買うのは
月3~5000円くらい。
月3,4冊は読むので、自分で買ったら2万円弱くらいでしょうか。
趣味を飯の種にしたくないんですが、
しっかりバイトのネタになってしまっています…(T_T)
Re:高いなぁ…… (スコア:1)
1万円前後でも必要なら買っちゃうんですけど(実際、この間買った
「Delphi Win32 APIリファレンス」なんて、もうまよわずレジ行き!
でしたもんね)、概念とか思想的な本って、論文でも書いていない限り
あんまり開かなくなるから、で、ちょっと高いかなぁって思ったん
ですよね。
個人的には興味あるトピックなんで、こういう紹介はありがたいと
思っています。
Re:高いなぁ…… (スコア:3, 参考になる)
私の場合は、referenceとかTipsとかはヘルプやインターネットでいくらでもあるので、書籍には概念のあたりを期待しています。オブジェクト指向のような難しい概念は、MLとかで聞いても短い答えしかかえってこないので、書籍のように長い説明を何度も読む方が適していると思います。
rm -rf /bin/laden
本当に入門書? (スコア:1)
Higher Education Seriesなんて書かれていることも有るのですが, オブジェクト指向って所詮は設計レベルの話で, 言語レベルでの説明は既に所有しているオブジェクト指向の概念の整理を目的にしているのではないかと思われます. つまり, この本が対象として想定している読者は
ことを前提に, 具体的な実装を通して正確な知識を身につけることを目標としているように見受けられます. 逆に言えば本当の初学者にとっては, この本だけでは言葉だけが上滑りした「お勉強」になってしまうのではないでしょうか?
以上, 紹介のところを読んだだけでの疑問なので, 実際に読んだ人の感想Please
# あ, もしかしてオブジェクト指向プログラミング言語を作るための入門書なのかな?
Re:本当に入門書? (スコア:2)
本当に入門ですよ。でも、本当の意味での、入門、つまり、導入(Introduction)のことをさしています。訳書でない和書の入門だと、サンプルを見たり、MLで質問したり、Manualに載っている、ことだけだったりする、薄くて安い本がたくさんありますが、それらの入門とは違いますね。
> 基本的なプログラミングのスキルは有り
概念の説明が主なのでなくても問題ありません。もちろん、スキルがあると、サンプルコードを理解するのに役立ちます。
> この本だけでは言葉だけが上滑りした「お勉強」になってしまうのではないでしょうか?
この意味がよく分からないのですが、実践的ノウハウとかはありません。
オブジェクト指向といっても、それをプログラミングに応用しようとすると、「置き換え可能性」とか独特の概念が出てきます。それらの理解のためなら、本書は最適だと思います。
> # あ, もしかしてオブジェクト指向プログラミング言語を作るための入門書なのかな?
そうではありません。もっとも、実装の話もあるので、言語を作るのにも役立ちはするでしょう。
rm -rf /bin/laden
Re:本当に入門書? (スコア:1)
非常にわかりにくかった記憶があります
やはりオブジェクト指向プログラミング入門ならRubyが、、、
いや、別にPythonでもいいんですけど
オブジェクト指向プログラム言語を使うことと
オブジェクト指向設計とは、だいぶ別物なんですが
タコを釣るための上滑りした本ではこのへんが混同されてたりしますよね
Re:本当に入門書? (スコア:1)
>オブジェクト指向設計とは、だいぶ別物なんですが
ところで、OOP(実装)とOOD(設計)もそうですが、
残るOOA(分析)は、どうなんでしょうか。
1つ前の人の、
>オブジェクト指向って所詮は設計レベルの話で
ってのは、ちと暴論かと思うんですが。
OOAの存在は無視ですか?
#つーかOOは思考方法の1つだと思うのだが。
#その本は見てないので、どう描写してるか知りませんが。
余談だけど、
>class-Slashdot.jp-implements-Slashdot部門
って、実装は継承してないんですか?(^^;;;;;
うーむ。投稿される記事をもって実装とよぶならば、SlashCodeはinterfaceなのかも知れないっすね。
混同というお話なら同意(Re:本当に入門書?) (スコア:1)
|ってのは、ちと暴論かと思うんですが。
|OOAの存在は無視ですか?
|#つーかOOは思考方法の1つだと思うのだが。
開発戦略と開発戦術の混同が多いのもOOな世界の特徴では?
#どっちがOO開発手法で、どっちがOO開発方式とか、ココ
#では言いません。(日本語訳がアイマイだし)^^;
幾つか存在する良著が位置付けをハッキリさせた上で
開発方式に対する取組みを実装レベルにまで踏み込んで
説明しているものを、タコな本(OO的に)がプロセスと言う
概念を全く無視して、「サルでもワカル」式に簡単な解説
を書こうとして余分な話を省き(著者の目的にとって)、
更に混迷の度を深める一因にもなっている気が...
ウォーターフォールな方式で社内の勉強会で説明しようと
して、逆に余計訳が解らなくなってデザインパターンから
仕切り直した記憶も有ったり...
OOに近道無し、地道にデザインパターンと各種の開発手法
(少し前話題になったXPとかRUP、OOA/OOD等々)を基に、
モデリング用のUMLや形式仕様記述言語等々をキッチリと
学び直して、従来のウォータフォールな開発手法とは自分
自身の中でパラダイムシフトを発生させない限り、OOを
理解した事にはならないと私は感じるのですが?
#ある意味で従来の経験が無意味になる部分もあるケド、
#DROPのような折衷方式には共感できないっす。
#従来手法のHIPOからキッチリやってれば、全く無駄に
#ならないハズなんだけどなぁ...(-_-;)
以上、OO的に解ってらっしゃる方には釈迦に説法な話
ですけど、基本を無視しちゃできないよ!!、と言う
のが私の言いたい事です。
入門書なのに複数の言語? (スコア:1)
なぜ、C++, Smalltalk, Delphi, Java, から Objective-C まで網羅しているのかが、 ねらいがよくわからない。
デザインパターンを学ぶときに、複数の言語の例が役に立つことはあるのだろうが、 基本的な概念なら、Smalltalkだけ、あるいはJavaだけでも 良いと思ってしまう。勉強が足りないのだろうか。 OOA,OODが出来るようになるには、 OOPLの使い方を習得するだけではだめで、別に学ぶ必要があるのはわかるが、 この本では、UMLやデザインパターンに言及していないというし。 具体的にどういうメリットがあるか、想像しづらい。。。
いちおう、 原書のレビュー [amazon.com] を読んでみたが、やはり謎。
文字通りにOOPLの教科書なのでは? (スコア:1)
著者のホームページ [orst.edu]を見ると,オレゴン州立大,コンピュータ科学の准教授だというし。
(オレゴン州立大といえば,ヒューレット・パッカードのお膝元だね)
同著者は Google で,
Computers > Programming > Languages > APL
にカテゴライズされているところをみると,かなりの言語オタクかも。
斜点是不是先進的先端的鉄道部長的…有信心
著者が理解しているとして... (スコア:1)
It's not who is right, it's who is left.
Re:著者が理解しているとして... (スコア:2)
それは分からないけど。訳語の統一とか当たり前のことがきちんとできています。
> 翻訳がだめって話もよくある話ですよね。
本当に、良くある話ですよね。私の経験では複数人による共訳はおかしなのが多い気がします。
rm -rf /bin/laden
Re:著者が理解しているとして... (スコア:1)
オブジェクト指向とは直接関係ないですが、そういえばWebLogic(Javaアプリケーションサーバ)の昔(v 4.5あたり)の日本語ドキュメントはかなりひどかったです。
「instantiate」と原語そのまま載せてるかと思えば、何行か前後では「インスタンティエイト?」とか書いてあったし。(最後の「?」はたぶん保留の意味)
「Aという配布物にはBというサンプルも含まれてます」という文脈のところで「BはAにインクルードされる」などと訳してあったし。